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2016-07-10

自己満足なお話を書いてみました。

こんばんは。雨雲です。
ちょっと小さな物語を書いてみたいなと思って、自己満足の為にお話を考えたのでもしよければ読んでください。
サインクエストの中に出てきた幼い女の子が救われなくて、個人的にそれがすごい嫌だったのでその保管を。
クリシュナさんの小説に感化されたとか、そんなんじゃないんだからね!
小さな子供に読み聞かせる絵本のようなものです。
本当は絵が描けたら紙芝居動画みたいにしたかったんですが、絵は描けないので文字だけ!
お目汚しですが、見逃して!><

タイトル:死者の国のお化けたち

大きく暗い死者の国に、小さく明るい提灯を持ったルードがおりました。
screentiamet358.jpg
lude.gif


ルードは人を驚かすのが大好きでした。
いつも急に姿を現してびっくりさせたり、大きな音を立てて人がびっくりしてる姿を見て喜んでいました。

ルードは今日も張り切って人をびっくりさせようとお出かけです。
死者の国をうろうろしていると、ある建物の中で小さな女の子を見つけました。
the_sign_quest_img32.jpg

ルードは「今日はこの女の子をびっくりさせよう」と決めました。
まずは得意の、目の前に急に姿を現してびっくりさせる作戦です。
会心の出来に思えましたが、女のはびっくりせずに泣いていました。
次の作戦は大きな音を立てる作戦です。
これも会心の出来でしたが、女の子はさらに大きな声で泣きました。
最後の秘策は提灯を顔に近づけて変な顔です。
自信満々で変顔をしたルードでしたが、女の子は泣き止みませんでした。

ルードはほとほと困ってしまいました。
ルードは女の子に話しかけてみました。「どうしたんだい?なんで泣いてるんだい?」
女の子はそれに答えず、「パパとママはどこ?私はなんでここにいるの?」と泣き続けました。

ルードは考えました。どうしたら女の子がびっくりするだろう?
ルードは女の子の事情を知っているであろう死者の国の主に聞きに行きました。
the_sign_quest_img39.jpg

死者の国の主は言いました。「あの子は自分が死んだことに気がついていないのだ」
ルードは言いました。「あの女の子をびっくりさせたいのでどうかあの子を生き返らせてください」
それを聞くと主は怒って言いました。「どんなことがあっても生き返したりはしない!掟は掟だ!どうしてもと言うならイグドラシルの葉を100枚持ってくることだ。もっとも死者の国にはイグドラシルの葉は存在しないがな!」

主の所から帰ったルードは女の子の所に行き、言いました。
「君は死んじゃったんだ。パパとママには会えないけど、ここの生活も悪くないぜ」
それを聞くと女の子はさらに大きな声で泣きました。
その声を聞きながら、ルードは決めました。「よし、イグドラシルの葉を100枚集めて、生き返らせて女の子をびっくりさせてやろう」

ルードは死者の国中を探しましたが、主の言うとおりどこにもイグドラシルの葉はありませんでした。
そこでルードはイグドラシルを育てようと植物の専門家に聞きに行きました。
gibbet.gif

植物の専門家は掟に背くとなかなか教えませんでしたが、あまりにしつこく頼み込んでくるルードに呆れ、仕方なく育て方を教え、種をルードに与えました。
イグドラシルを育てるには綺麗な水が必要でした。

ルードは小さな体で小さなバケツを持って、フベルゲルミルの泉に行き、水を汲んでイグドラシルの種にやりました。
死者の国の住民は始め、怪訝そうな顔で遠巻きにそんなルードを見て言いました。「へんなの。どうせすぐやめるさ」

次の日も、次の日もルードはバケツに水を汲みに泉に向かいます。
ある日、住民がそんなルードに言いました。「何故そんなに頑張るんだ?どうせイグドラシルの葉なんて収穫できっこない。死んだ者は生き返らないのが掟なんだ」
それを聞いたルードは言いました。「掟なんて知らないよ、ボクはただ、女の子をびっくりさせたいだけなんだ。だってほら、ボクはお化けだし」そう言って笑いました。
住民は呆れたように首を振りながら帰っていきました。
quve.gif


次の日、ルードが水を汲みに泉に向かっていくと昨日の住民がバケツを持ってついてきました。
住民はそっけなく言いました。「俺も手伝ってやるよ」
ルードは聞きました。「なんで手伝ってくれるの?」
住民は言いました。「女の子をびっくりさせるためさ、だってほら、俺もお化けなんだから」
違いないと大笑いしながら二人は水を汲みに行きました。
他の住民は遠巻きにそんな二人を見ていました。

そして次の日に水を汲みに行く人がもう一人増え、
disguise.gif

さらに次の日にもう一人増え、結局住民全員で水を汲みに行っていました。
loli_ruri.gif
hylozoist.gif


女の子はそんな住民たちの姿をそっと建物から見ていました。

いよいよ収穫の日、ルードと住民たちはそれぞれが育てたイグドラシルから葉っぱを手に入れました。
そしてそれは100枚ありました。

100枚の葉っぱを手に、大勢で押しかけて来られた死者の国の主は苦笑いしながら言いました。
「このおばけの鏡どもめっ」
そう言った後ににっこり笑いました。実は主も皆が水を水を汲みに行くところをこっそり見ていたのです。
「今回だけは特別じゃ、女の子の所に行くがよい」

ルードと皆は女の子の所に行きました。
そこには自分の体が光に包まれ、びっくりした顔の女の子が居ました。

ルードと皆はそのびっくりした顔を見て、満足そうに頷きました。

だんだん姿が薄くなっていく女の子を見てルードが言いました。
「しばらくは来るんじゃないぞ」
それを聞いた女の子は震えた大きな声で言いました。
「ありがとう!お化けさんたち!私、こんなにびっくりしたことないよ!」


--これは、大きく暗い死者の国の、あるお化けたちの物語
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